

型染のれん「抽象模様・茶×黒」
だまし絵のような不思議な一枚
佐賀県唐津市で手漉き和紙を手がける紙漉思考室さんの和紙を使い、パネルに仕立てた「キリトリ」。繊維一本一本が絡み合う和紙ならではの豊かな表情と色の交じり合いは、見ていて様々なイメージをかきたててくれます。
一見すると和紙には見えないこちらは、和紙の原料である楮に野草のスギナを一緒に混ぜ込んで漉いたもの。表面を触ると素材の凹凸感や繊維の流れも感じることができます。コンパクトなサイズながら、素材そのものが持つ力強さと存在感を充分に味わえ、唯一無二の景色を生み出しています。
*5枚目は、サイズ感の参考に掲載しています。
・ご使用のパソコンや携帯電話によって、色の見え方に違いがある場合がございます。あらかじめご理解下さい。
・撮影は、自然光の下行っております。
・自然素材の表情を活かす為、表面に特殊な加工はしておりません。触ったりした際に、繊維が手についたり、力を加えることで一部剥がれる可能性があります。ご理解ください。
作り手の前田崇治さんは土佐和紙に魅せられて、大学卒業後に高知で和紙づくりを学んだのち独立。現在は唐津市七山に工房を構え、手漉きによる和紙作りをされています。「技術はいつも表現のとなりに」という言葉どおり、建築家やデザイナーなど多方面からの依頼に応えるべく、日々 紙と向き合い研鑚をつまれています。
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