生活購買店 生活の幅を広げるモノと道具

たらし 長方形

たらし 長方形

若き作り手による昔からの竹かご

竹職人 後藤洋司さんが手掛けた”たらし”と呼ばれる竹かご。

一般的にはあまり聞きなれない名前かもしれませんが、かつては水切りかごや野菜を載せるかごとして広く使われていたそうです。四つ目編みされた底面は通気性がしっかり確保されており、裏に補強の力竹を入れることで耐久性を高めています。また、側面が6cmほど立ち上がっているので通常の平ざるに比べると載せられる量も多く、安定して置くことができます。

切った竹をそのまま使っているため最初こそ全体は青みを帯びていますが、時間の経過とともに色は自然と抜けていきます。

たらし 長方形

サイズ
約W300×D260×H70mm
製作地
大分県
作り手
後藤洋司
素材
真竹
入荷待ち

※16,500円(税込)以上で送料無料

  • 安定して置くことができる工夫

    四箇所ある脚はひっぱると上下するので、設置場所に応じて高さを調整することができます。

  • 道具としての美しさ

    日常の生活道具ではありますが、それぞれの工程を丁寧に手掛けることによって、見た目も美しく仕上がっています。

今回の企画展に出品してくれた庄内を拠点に青物制作をしている四人。左から阿部優希さん、三原啓資さん、阿部功一さん、後藤洋司さん。年代はバラバラですが、みなさん別府にある竹細工を専門に学ぶ竹工芸訓練センターを卒業し、現在それぞれが個人で活動されています。ただ、完全に個別でやっているという訳ではなく、武田さんを除く3人は旧大津留小学校の教室を使い毎日顔を合わせながら制作されていますし、武田さんもすぐ近くの民家を借りているので、頻繁に行き来されているそうです。みなさんを見ていると、年齢やキャリアをベースにした縦の序列意識はなく、あくまで同じ作り手としての横のつながり「共に有る」という姿勢を感じます。かつてこの場所には名人と言われていた竹細工の作り手やいわゆる流しとして各地を渡り歩いていた名もなき竹職人が何人もいたそうです。町にはその名残として"竹の中”という小さな集落も残っています。庄内の紡いできた竹細工の歴史、踏襲してきた技がこの先も彼らを経て引き継がれていくことを願うばかりです。

たらし 長方形

たらし 長方形

サイズ
約W300×D260×H70mm
製作地
大分県
作り手
後藤洋司
素材
真竹
入荷待ち

※16,500円(税込)
以上で送料無料

・手仕事の為、サイズに若干の個体差が生じます。
・多少の傾きや歪み、ガタつきが生じる場合があります。ご了承下さい。
・保管する際は、湿気の多い場所はさけるようお願い致します。カビの原因になる場合がございます。
・竹は天然素材の為、表面にささくれや繊維に沿ったヒビ割れ、黒ずみが残る場合がございます。
・お届けのタイミングによって色味が微妙に異なります。時間の経過とともに竹の色味は緑からうすい茶色へ変化していきます。
・竹は天然素材の為、稀に虫が発生する場合があります。その際は熱湯を掛けてしっかりと乾かしてください。