『 ふつう 』な日々の道具
ふだん、食器や家具など生活空間にあるモノに対して、
何気なくシンプルという言葉を使っています。
見た目がすっきりしていて、余計なものがついていない。
色味も抑えられていて、調和がとりやすい。
「デザインがシンプル」という目線は、
今の生活スタイルの、ひとつの主流かもしれません。
ただ、本当にシンプルなモノというのは、
見た目だけではなく、その機能面も十分に考えられたものではないでしょうか。
ここに紹介している日用品は、どれも我が家のキッチンで日々活躍している
シンプルで機能的な品々です。
すっきりとしたフォルムのガラスポットは、茶漉しを一体化するなど使い勝手の良さと、
考えられたサイズ感から、色々な飲み物を楽しめます。
ガラス容器も、パッキンが取り外せる蓋を、あえてプラスチックにするなど
細かな気配りがあることで、とても使いやすい道具となります。
そして、いくつあっても足りないと思わせるいわゆるタッパー。
お安く買えるものもあるけれど、我が家は、これでないと冷蔵庫がすっきりとしません。
よく考えられたサイズ感だったり、しっかりと閉まる蓋は
使ってこそ他の商品との違いを実感できます。
「自分にとって、大好きで思い入れのある一品」がある一方で、
一見ふつうに見えて、しっかり役割を果たしてくれる道具は、まさに縁の下の力持ち。
脇役をしっかり揃える事こそが、心地よい暮らしへの一歩かもしれません。