竹かご いろいろ
自分達が暮らす部屋をあらためて見まわしてみると、ここ10年ほどで竹を素材に使ったカゴや道具類が増えたなぁと実感します。
きっかけは、とある作家さんが作った「角物」と呼ばれる持ち手つきの四角い箱を使いだしたことですが、それ以降は各地の職人さんが作る竹の道具類にも目が行くようになり、色々と使ううちにその良さに気付いたという感じでしょうか。
キッチンにあるザルや調理器具に竹。
脱衣場のタオル入れやリビングの収納などにも竹。
20代のころは、青竹踏みくらいしか無かったので、我ながらずいぶんな変わり様です。
今回の展示イベントでは、青森、岩手、新潟、長野、大分からその土地で採れる竹(真竹・スズ竹・根曲がり竹)を使ったカゴとざるをご紹介しています。
いづれも、美術工芸品とは違った生活に根差した日用品でありながら、丁寧な手仕事によって作られた品々です。価格は外国産に比べると少々高く感じるかもしれませんが、それ以上に使ってこそわかるモノの良さ、そして楽しさがあると思います。各産地とも作り手は減少しており、今後どうなっていくのか心配ではありますが、それぞれの土地に想いを馳せつつ、大事に使っていただければ嬉しいです。