伊賀焼土鍋 大・黄瀬戸
寒い季節に鍋を囲む
大分県で竹工芸を手がける吉田竹物さんが編んだ”めかご”と呼ばれる丸かご。昔は広島県府中市周辺で盛んに作られていたようですが、現在はほとんど見かけない形になってしまいました。
一見すると太い竹ひごのようにも見えますが、内底から立ち上がる部分を境にして竹を細かく12等分に分割し、そのしなりを巧みに利用しながら編み上げています。見るからに竹細工の技量を感じる仕上がりで、連続する曲線のリズミカルな動きが魅力です。
小は野菜や果物なども十分入る容量です。また、台所に限らず玄関のスリッパ入れやブランケットなどの収納かごとしてソファーの横に置くと、見た目にも楽しんでいただけると思います。
竹は切り出した青竹をそのままひごにして編んだ青物。青物は使っていくうちに、自然と飴色に変わっていきますので、経年変化の色合いもお楽しみください。
底面の1.5センチ程の竹ひごを12等分に細分化されています。
細かく細分化した竹のしなりを利用しながら曲線を描いています。
左が小、右が大。見た目に大きな違いはありませんが、口径がやや違ってきます。キッチンで使用するなら、小の方が省スペースで使いやすいかもしれません。大は口径の広がりが大きく、洋服かごなどにも向いていると思います。
・手仕事の為、サイズに若干の個体差が生じます。
・多少の傾きや歪みが生じる場合があります。ご了承下さい。
・保管する際は湿気の多い場所はさけるようお願い致します。カビの原因になる場合がございます。
・竹は天然素材の為、表面にささくれや繊維に沿ったヒビ割れ、黒ずみが残る場合がございます。
・お届けのタイミングによって色味が微妙に異なります。時間の経過とともに、竹の色味は緑からうすい茶色へ変化していきます。
・竹は稀に虫が発生する事がありますが、熱湯を掛けてしっかりと乾かして頂ければ問題なく使用できます。
・製作中につけた目印としてのえんぴつ跡が残っている場合があります。
作り手 吉田直樹さんは別府にある竹工芸訓練センターを卒業したのち、県内にある竹細工工房を経て独立。繊細な編み目の竹の珈琲フィルターをはじめ、生活道具としての収納や網代皿など確かな技術に裏打ちされた幅広い作品を作っていらっしゃいます。現在は九重町内で奥さんの紀子さんとともに製作されています。