横綱結び
力強い存在感
唐津市相知町坊中(ぼうちゅう)に窯を構える田中孝太さん。故・中川自然坊さんの元で修行を積み、独立してから10年以上に渡り独自の唐津焼を求め作陶されています。
田中さんはうつわを作る以外、陶製の狛犬もライフワークとして製作していらっしゃいます。そのモチーフとなっているのはかつて江戸時代に肥前(現在の佐賀県)でよく見られた狛犬。一般的な狛犬はもう少し立体的な顔つきをしていますが、肥前狛犬は平面的な顔と太い鼻、素朴な彫法で仕上げている点が特徴です。
なんでも以前は”肥前狛犬を学ぶ会”に所属していたという筋金入りの狛犬好きな田中さん。たくさんの狛犬を見ているだけあって、どこか憎めない味わいのある表情や風化したような雰囲気がなんとも言えません。
大きさは一体が女性の手のひらに載るほどのサイズ感ですので、リビングや玄関の棚上などにも気兼ねなく飾っていただけます。尚、こちらは対での販売になりますのでご了承ください。
愛くるしさと不気味さが同居したような、何とも言えない表情が魅力。長い時間を経てきたような落ち着きのある雰囲気です。
・手仕事の為、大きさには若干の個体差があります。
・粒子が粗いためそのまま置くと底面が傷つくことがあります。布などを敷いて飾ってください。
・ご使用のパソコンや携帯電話によって、色味など見え方に違いがある場合がございます。あらかじめご理解下さい。
山口県出身の田中さんは大学を出たのち、有田窯業大学校へ入り陶芸の基礎を学ばれました。卒業後は韓国や唐津で修行を重ね、現在は唐津市の隣にある相知町の山麓に窯を構え作陶されています。唐津焼の伝統技法を基礎としながらも自らの理想を探求した作品は、土と炎の持つ野性味を閉じ込めたような表情が魅力です。