弁当箱 (角一段)
何よりご飯が美味しい、伝統の博多曲物
滋賀県甲賀市信楽町。”信楽焼”として広く知られるこの町で、カネフサ製陶さんは20年以上に渡りこちらのごはん鍋を作り続けています。今でも厳選した原料のみを使い、職人の高い技術によって仕上げられています。
その大きな特長はごはん鍋に内蓋が付いていないこと。ふきこぼれを防止するために内蓋を付けている鍋も見かけますが、カネフサ製陶さんの鍋は蓋の重量や鍋の形状、厚みなど細かく調整しているので、一重蓋でもふきこぼれない構造になっています。また、ごはんをふっくらと炊くために必要な圧力も蓋に3カ所小さな穴を設けることで余分な蒸気を逃がしつつ、内側に十分な圧力が残るように工夫されています。
自宅では2年ほど使用してますが、前に使っていた伊賀焼のごはん鍋と比べても遜色なく美味しく炊け、蓋と耳に付いている持ち手も扱いやすいと感じます。また、洗う際も蓋と本体だけで済むのでとても楽です。
炊き方は簡単でガスコンロで中強火約15分(火加減の調整は不要)、火を止めて蒸らし約15分、合計約30分という短時間でふっくら炊き上がります。(蓋の穴から蒸気が立ってきたら、30秒から1分程で火を止めてください)炊飯器をセットするのも便利ですが、一度慣れてしまえばあっという間においしく炊けるので、思いのほか手間はありません。
※こちらはIHでは使用できませんのでご注意ください。
※16,500円(税込)以上で送料無料
本体の内側にはすべて釉薬がかかっているので、お米のこびり付きが少なく、洗うときもすっきりです。
土鍋を使い始める際は目止めをしていただきます。これによって土鍋のひび割れやにおい移りが防ぐことができます。
左が三合炊き(1~3合)で左が五合炊き(1~5合)です。耐久性の高い土なので上蓋の縁も欠けにくいです。
コロンとした見た目の愛らしい形は、ご飯がふっくらと炊けるよう綿密に計算された形でもあります。炊飯時にお米が対流しやすく圧力がかかりやすいような深さと鍋の厚みになっており、厚みがあることで煮込み料理などにもお使いいただけます。
写真は五号炊き。深い黒色をした天目と落ち着いた艶のある飴色の2色展開です。