


山内武志展 型染めのれん「山月日」
浮き出る鮮やかな色合い
佐賀県唐津市で手漉き和紙を手がける紙漉思考室さんの和紙を使い、パネルに仕立てた「キリトリ」。繊維一本一本が絡み合う和紙ならではの豊かな表情と色の交じり合いは、見ていて様々なイメージをかきたててくれます。
こちらは藍で染めた深い青が印象的な一枚。こんもり盛り上がった形は雨上がりに霞みがかる夏山を見ているようであり、静かな生命力を感じます。また、逆さにすると季節がめぐって雪が積もる冬山のようにも。その時々の気分に応じて上下を変えてもいいですね。
・5枚目はサイズの参考に掲載しています。
・ご使用のパソコンや携帯電話によって、色の見え方に違いがある場合がございます。あらかじめご理解下さい。
・撮影は自然光の下行っております。
作り手の前田崇治さんは土佐和紙に魅せられて、大学卒業後に高知で和紙づくりを学んだのち独立。現在は唐津市七山に工房を構え、手漉きによる和紙作りをされています。「技術はいつも表現のとなりに」という言葉どおり、建築家やデザイナーなど多方面からの依頼に応えるべく、日々 紙と向き合い研鑚をつまれています。
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