

たっぷりの生クリームよりも、和菓子が好きになってきたこの頃。時には少しこだわったお茶も買うようになり、そうなると道具や淹れ方にだんだん興味を持つようになりました。
こちらは、昔から急須の産地として知られる三重県四日市の南景製陶園が作る「黒くすべ」。絵柄のないシンプルな黒の佇まいと、美味しくお茶を淹れられる工夫が詰まった急須です。
釉薬をかけずに焼しめたマットな表情は、鉄分を多く含む土がお茶の渋みを吸収し、お茶をまろやかにする効果があると言われています。また、底を覆うように張られたステンレスの茶こし網は、穴が網の下にあることで茶葉が目詰まりしにくく、最後までしっかりと注げるような構造になっています。
初めは、底を洗えないことに少し抵抗があるかもしれませんが、茶渋が気になってきたら食器用漂白剤を薄くして浸け置き洗いしていただければ大丈夫です。
見た目もコンパクトな「芙蓉」は、女性の手のひらにも収まりのよいサイズ感。小さめの湯呑で丁度2杯分のお茶を注げるほどの容量です。口が広く茶葉を捨てたり洗ったりしやすいところも、毎日使うものとして使い勝手が良いと感じています。
急須を使う人も少なくなったと言われるこの頃ですが、少しだけ丁寧に急須で淹れると味も気分も違ってきますよ。
※15,000円(税別)以上で送料無料
・食器洗浄機でのご使用はお控え下さい。
・底網は外すことはできませんので、茶渋が気になる場合は、うすく薄めた食器用漂白剤に浸し、よくすすいでください。
急須づくりの盛んな三重県四日市で70年以上にわたり製品を作り続けている南景製陶園。
急須の材料となる陶土へのこだわりと独自の高い技術で、お茶のプロからも厚い信頼を寄せられているメーカーです。