置き時計 桜鼠
日本の伝統美
宮崎県日之影町で三代に渡りわら細工を制作している「たくぼ」さん。
自然豊かな日之影町は、隣接する高千穂とともに神話の里として広く知られ、昔から注連縄づくりが盛んに行われてきました。
「苞(つと)」とは、藁などを束ねてその中に食品を包んだもの。卵が栄養価の高い食べ物として貴重だった時代、身近な藁を使って安全に持ち運べる様にした入れ物が「卵つと」です。縦一列に卵が並ぶように器用に括られた形からは、用途ばかりではない美しさを感じます。
たくぼさんでは縁起物のわら細工のほかに、藁が使われてきた時代背景の分かる作品も制作されています。「包む」という日本ならではの文化を伝えるものとして飾って楽しんでください。(卵はイミテーションです。しっかり編まれているので中を入れ替えることは出来ません)
※16,500円(税込)以上で送料無料
藁を使って包まれたものは、米俵にはじまり納豆など様々なものがありました。稲作が盛んで身近な素材だった藁は、しなやかで繊維も強かったこともあり、実用的なパッケージとして進化していきました。その中でも「卵つと」は形が洗練された藁苞のひとつ。卵が見えることで鮮度も感じられ、美しく縦に整った包み方は、見た目の美しさを兼ね備えています。今では使われなくなりましたが、日本の”包む文化”として受け継がれています。
・手作りのため、大きさや形・色などの点において個体差が見られます。
・長さやボリュームについては納品時期によって 多少変わります。
・ささくれが切れることもありますが、自然素材のためご了承ください。
・青藁は時間と共に自然な稲藁の色へと変化していきます。
・天然素材のため、高温多湿の場所に置かれますとカビの原因となりますので、ご注意ください。
・ストーブなどの火器近くには飾られないでください。
宮崎県日之影町で60年以上にわたり、わら細工を作り続けている工房。
現在は三代目の甲斐陽一郎さんが中心となって、
稲の栽培から刈り取りまで自分達で行いながら、
ひとつひとつ丁寧に作られています。