置き時計 桜鼠
日本の伝統美
佐賀県唐津市で手漉き和紙を手がける紙漉思考室さんの和紙を使い、パネルに仕立てた「キリトリ」。繊維一本一本が絡み合う和紙ならではの豊かな表情と色の交じり合いは、見ていて様々なイメージをかきたててくれます。
こちらはベンガラで色付けした和紙に、唐津焼に使われる陶土をまいて仕上げた一枚。淡い色合いに水滴で付けた凹凸模様がアクセントとなり、不思議な景色を見せてくれます。縦と横どちらを向けるかでも雰囲気が変わってきますので、想像を膨らませて楽しんでください。
・6枚目はサイズの参考に掲載しています。
もともとはもう少し大きめのサイズで漉かれていたのですが、あえてその一部分だけを切り取ることで、見る人にとって色々な風景や物語を想像させてくれるのが魅力です。
厚みが35mmあるので小さいながらも存在感があり、見る角度によって連続する側面の表情まで楽しめます。この和紙を貼るために作ったオリジナルの規格です。
ベースは桐製のパネルを使用しており、とても軽いのが特徴です。裏側が空洞になっているので、押しピンなどで壁に簡単に固定できます。
パネルを数枚セレクトし、並べ方や組合せ方で自分だけの風景を楽しんでもらえるのも小さなサイズならではです
・ご使用のパソコンや携帯電話によって、色の見え方に違いがある場合がございます。あらかじめご理解下さい。
・撮影は自然光の下行っております。
作り手の前田崇治さんは土佐和紙に魅せられて、大学卒業後に高知で和紙づくりを学んだのち独立。現在は唐津市七山に工房を構え、手漉きによる和紙作りをされています。「技術はいつも表現のとなりに」という言葉どおり、建築家やデザイナーなど多方面からの依頼に応えるべく、日々 紙と向き合い研鑚をつまれています。
https://reed-life.com/archives/57212