置き時計 桜鼠
日本の伝統美
宮崎県日之影町で三代に渡りわら細工を制作している「たくぼ」さん。
自然豊かな日之影町は、隣接する高千穂とともに神話の里として広く知られ、昔から注連縄づくりが盛んに行われてきました。
こちらはシンプルな輪飾りに小さめの祝鶴を添えたわら細工。輪飾りは稲藁の根元と穂先が重なるように綯われており、長寿や夫婦円満を象徴する祝鶴には掛け干した黒米の稲穂が挿してあります。
大きさは”祝酉”の房を除いた部分とほぼ同じ。玄関やリビングの壁に吊るしたり、棚に置いて飾ったりして楽しんでください。
※16,500円(税込)以上で送料無料
結びが交差する部分は、奥に稲藁の根元が手前に穂先が来るように重ねられ、双方の質感の違いも楽しめます。
秋に収穫した稲藁は青藁より乾燥しているため、実際に綯う作業はより大変になるとのこと。
左においた祝鶴の1/2の大きさ。鶴のサイズはW100×H140mmほどです。
年明けの田おこしからはじまり、6月の田植え、稲穂が実る前の夏の青刈り、そして黄金色に実った稲穂の刈り入れと、一年を通してしめ縄やわら細工作りのための農作業が続きます。(写真:フォトグラファー 川しまゆうこさん)
日之影では藁を編むことを、綯う(なう)と言うそうです。作業をする際には、藁に適度な水分を含ませ、編みやすいように整えます。床に座って手足を器用に使いこなし、藁を継ぎ足しながら基本となる縄を作っていきます。
・手作りのため、大きさや形・色などの点において個体差が見られます。
・長さやボリュームについては納品時期によって 多少変わります。
・ささくれが切れることもありますが、自然素材のためご了承ください。
・青藁は時間と共に自然な稲藁の色へと変化していきます。
・天然素材のため、高温多湿の場所に置かれますとカビの原因となりますので、ご注意ください。
・ストーブなどの火器近くには飾られないでください。
宮崎県日之影町で60年以上にわたり、わら細工を作り続けている工房。
現在は三代目の甲斐陽一郎さんが中心となって、
稲の栽培から刈り取りまで自分達で行いながら、
ひとつひとつ丁寧に作られています。